年末といえば、恒例の大掃除ですね!
海外では年末に大掃除をするという習慣はありませんが、日本人にとっては海外に居ようが、日本に居ようが、同じこと。クリスマスが終わると、「掃除しなきゃ」という気持ちになります。
・・・といいつつも、アメリカなのでどこで掃除用品を買ったらいいのか、どのメーカーの洗剤がいいのかちんぷんかんぷんで困ったことはありませんか?
そんなアメリカ在住の日本人の方のために、今回は年末の大掃除に役立つ「掃除のコツ」や、アメリカでおすすめの掃除用品や洗剤などについて紹介いたします!
1.アメリカと日本の年末の大掃除の違い
(1)アメリカで年末に大掃除の習慣があるの?
本題の前に、質問です。
「アメリカでは年末に大掃除するという習慣があるでしょうか?」
答えは・・・
ありません!
アメリカやヨーロッパでは年末に大掃除する習慣がなく、暖かくなった春に大掃除や家の補修など行います。そもそも暖かくなった方が掃除がしやすいから!冬に大活躍の暖房のメンテナンスや、雪が溶けてから屋根の点検など暖かいほうがしやすいんです。
ちなみに、英語で年末の大掃除のことを「Spring Cleaning」と言います。
またアメリカ人にとってはお正月よりもクリスマスが1年の中でも大事なイベント。クリスマスに家族や知り合いが家に集まって一緒に過ごすので、クリスマス前に普段よりも丁寧に掃除することが多いんだそうです。
(2)なぜ日本では年末に大掃除をするの?その由来は?
日本の年末の大掃除は平安時代から行われた神社で行う「すす払い」が由来していています。
当時、12月に「1年のすすを払って、お正月の神様を迎える」ことは神社では大事な行事。
その年のちりやほこりがそのままだと、「次の年でも前年の厄を引きずって運気を下げてしまう」という意味があったそうです。
外国人からみたら、なぜ日本人が年末に掃除をするのか不思議に思うかもしれないので、由来を教えてあげてもいいかもしれませんね♪
2.アメリカでも日本でも知りたい「大掃除のコツ」
大掃除は年末の忙しい時期に行いますよね。
1日で大掃除を終わらせようと思ったり、逆にすべて完璧にやろうと思うとすると、疲れてモチベーションが下がります。
大掃除する上で一番大事な「モチベーション」を維持するために、その大掃除にもコツを知っておきましょう!
(1)計画を立てる
12月になったら年末の大掃除を意識しておきましょう。
クリスマスが終わるまでは時間がないという人もいるかもしれないので、12月に入ったらまず掃除用具や洗剤を買い揃えるだけでもOKです。ポイントは一気にやろうとせず、数日分けて掃除することです。
(2)時間のかかる箇所は早めに始める
大掃除は普段掃除ができず汚れがたまっている箇所を掃除することです。
汚れが溜まっている場所は時間もかかるので、12月の早めの時期に始めましょう。後回しにすると、結局忙しくて掃除ができないまま新しい年を迎えることになります。
(3)狭い場所から始める
トイレ→お風呂→玄関→キッチン→狭い部屋→リビング・・・
など狭いところから始めると、家の中が少しずつ綺麗になるので達成感があってやる気が持続するそうです。
(4)◯◯の中を綺麗にする
大掃除は「よく使うけど、普段掃除できない箇所」を丁寧に掃除するいいきっかけです。
例えば、クローゼットの中、引出しの中、戸棚の中、靴箱の中・・など中に入っていて見えないけど、開けるとすごいことになっていませんか?気になる箇所を思い出してみてください。
(5)不要なものは捨てる
使わないけど、捨てられないものって誰にでもありますよね。
もし「いつ使うか?」と聞かれて、「うーん」となってしまうものがあれば、年末の大掃除に思い切って処分するのはいかがでしょう?
私の知り合いは思い出のものを捨てるときは「ありがとう」と感謝を込めて捨てているそうです。
また捨てるのがもったいないという場合は、目につく場所に置いてみたり、リサイクルに出すなどもう一度考えてみましょう。
3.「年末の大掃除」に関する英語
◆年末 New year’s eve
◆年末の大掃除 Spring Cleaning ←名詞・動詞でもどちら使えます。
(例)I am going to spring cleaning tomorrow. 明日、年末の大掃除をします。
4.アメリカでおすすめの掃除用品や洗剤
では長くなりましたが、さっそく本題です。
アメリカにもたくさんの掃除用洗剤が出ているので、どれを買っていいか迷うことがありませんか?私も来たばかりの頃はそうでした。
私の実際に使ってよかったアメリカでの掃除用品や洗剤について紹介します!
(1)Shark(シャーク)の掃除機
掃除機というと、Dyson(ダイソン)の掃除機が有名ですが、高い!
Costco(コストコ)のダイソンの隣で売られていたのがこのShark(シャーク)の掃除機でした。これが思った以上にいい!値段は120ドル(日本円1万5000円)くらいでした。
主人が学生時代に使っていた掃除機は音がうるさくて吸引力が弱いので、アメリカの掃除機に悪いイメージがあったのですが、そのイメージは払拭されました。
この掃除機は一見重そうなのですが、絨毯の上を掃除する時、本体の赤いスイッチをオンにすると、ヘッドの下にあるローラーが動いて前に進んでくれるので掃除が早く済んでとっても楽チン!そして吸引力がよくて、驚くくらいゴミがよく取れるんです!
紙パックなしでお手入れも簡単!また付属品も充実していて、これまで使った掃除機でナンバー1です!
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(2)LIBMAN(リブマン)のフローリング用モップ
たまたま必要に迫られて購入したLIBMAN(リブマン)のモップ!
商品名が英語でtonado mop、日本語では「竜巻モップ」と言います。
その名の通り、取っ手の部分をひねると、下の写真のように竜巻のような形になりぎゅーとモップの水が絞れます。手も汚れずにとても便利です。セールで10ドルくらいで購入ができました。超オススメです。
(3)フローリング用洗剤 Fabulose(ファビュラス)
モップ掃除といえば、アメリカでは有名な洗剤です。
掃除機をした後に、このFabulose(ファビュラス)の洗剤をバケツの水に少し入れてモップをかけると床がピカピカになり、さらにいい香りがします!
1ドルショップ(ダラーショップ)でいつも買っています。いろんな種類の香りがあり、私はブルーのトロピカルの香りが好きです。
(4)お風呂/浴室・浴槽用洗剤 Scrubbing Bubbles スクラビングバブルス
日本では液状の泡立ちスプレーだったので、なぜか「スプレー缶タイプの洗剤」に抵抗があったんですが、コストコで人気がありそうな
ので思い切って買いました。
これが本当にいい!
驚いたのは今まで使っていた洗剤でこすっても落ちなかった、浴槽の水垢の汚れが簡単に落ちる!一度使ったら、このメーカー以外の洗剤はしばらく使えなそうです。同じメーカーのトイレ用洗剤もいいらしいです!
追記:アメリカで初めて使ったんですが、日本でも売っているようです。日本のアマゾンのレビューもすごくよかったです!
(5)Arm&Hammer(アーム・アンド・ハンマー)のBaking soda(ベーキングソーダー/重曹)
アメリカ版の重曹といえば、Arm&Hammerの「ダンベルをもった腕」のイラストが目印です。価格もこの箱で1ドルくらいです。
油汚れに強く防臭効果が高い優れものなので、アメリカの家庭でよく使われています。コストコでもよく売れている商品です。
5.まとめ
いかがでしたか?
アメリカでも優秀な洗剤や掃除用品はたくさんあります。いいものに出合うと掃除をするのも楽しくなりますよ!年末も綺麗に掃除して、気持ちよく新年が迎えられますように!
これらの情報がお役に立てば嬉しいです。
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