アメリカと日本の洗濯事情の違い!洗濯機の種類や買い方、メーカーなどまとめてみた

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アメリカの洗濯機や洗剤

先日乾燥機が壊れたので新しく買い換えました。

家を購入したときにすでに洗濯機と乾燥機がついていたのですが、どちらもかなり古いもの。

洗濯機も1回に使用する水量も多くコストがかかるので、主人から「いっそ全部買い替えようか?」と提案があり、二人で洗濯機と乾燥機を見に行くことに。

いざ洗濯機を買おうと思うと、どういった基準で選べばいいのか、アメリカでどのブランドがいいかなど分からず、ちんぷんかんぷん。

結局購入できましたが、洗濯機を買うにあたり、学んだこと、わかったことなど今回はまとめます!

1. 日本と違うアメリカの洗濯事情

洗濯も国が違えば、洗濯事情も異なります。みなさん、日本との違いをご存じでしょうか?

1.1 洗濯物を外に干せない

日本では当たり前のように外に洗濯物を干しますよね。

アメリカでは洗濯物を外に干すのは景観が損なわれるという理由で違法なんです。

「えぇ!」と初めて知った時は驚きました。

法律名は「clothesline bans」。

clotheslineとはアメリカの物干し用のひものことで、日本語では「外干し禁止令」と訳せるでしょうか。

ただすべての州で禁止にしているわけではなく、洗濯の外干しを合法としている州もあります。それが以下の7つの州。(地図ではオレンジ色の州です。)

コロラド州、フロリダ州、バーモント州、メイン州、ユタ州、ハワイ州、メリーランド州

もともと第二次世界大戦後に外干しを禁止する法律が作られたんだとか。

近年は環境意識の高まりから電気量使用削減しようという意識が広まり、洗濯物の外干しが見直されているそうです。

ただ外干しをしていると乾燥機が買えない貧しいイメージもあるそうで、合法の州でも外干しする人は多くはありません。

1.2 アメリカのほとんどの家に「洗濯機」と「乾燥機」がある

日本では洗濯機のみの家庭も多いですよね。

アメリカでは外干しが禁止されたことや、干す手間がないという便利さから「洗濯機」と「乾燥機」がある家がほとんど。

私は以前、乾燥機に憧れていたこともありましたが(笑)、今は太陽のもとで乾かした洗濯物が恋しいこともあります。

乾燥機は便利ですが、電気量がかかることや素材によっては乾燥機で服が縮むことがあるので注意が必要です。

1.3 日本の洗濯機は少ない

アメリカでもテレビ、カメラ、オーディオなどの分野では人気を誇る日本のメーカー。

ただキッチン家電や洗濯機などになるとほとんどなく、人気があるのは韓国のLGやサムソン、アメリカのメーカーが人気です。

「どうしてかな?」と気になっていたんですが、その答えになりそうな記事を見つけました。

NIKKEI STYLEの編集委員・小林明さんの記事によると、日米で洗濯は歴史的にも、構造上にも違いがあるとか。

例えば、日米の洗濯機の構造の違いについて、こちらを見てください。


出典:NIKKEI STYLE「日本は洗濯機もガラパゴス? 日米欧で方式なぜ違う」

日本は底面がうずまき型、アメリカは撹拌(かくはん)式といって真ん中に大きな角があるタイプのもの。

このような構造上の違いがなぜあるかというと、日本とアメリカで水質が違うからだそうです。

日本は「軟水」地域。アメリカやヨーロッパは「硬水」地域です。

日本のような「軟水」の地域は低温の水でぐるぐる回転させれば水流で綺麗に洗うことができます。(日本の昔ばなし「ももたろう」でおばあさんが川で洗濯していますよね!)

一方、欧米のような「硬水」の地域は水を温度をあげて殺菌をして、たたき洗いのように洗浄力を強くしなければ綺麗に洗えないんだとか。(ヨーロッパの歴史をみると、洗濯はお鍋でぐつぐつお湯を沸かし、汚れはたたき落として洗うんだとか。)真ん中にある角は洗浄力を高めるためなんです。

硬水で洗濯するのは手間がかかる!

アメリカでドラム式洗濯機水が早く普及したのは、水をあまり使わず、たたき洗いができることが大きな理由だそうです。

日本でもドラム式が人気がでていますが、やはり従来の洗濯機も人気があります。

このような違いも見てみると、洗濯機の構造も全然違う日本のメーカーが積極的にアメリカへの輸出をあまりしていないのも納得できそうですね。

1.4 物干しハンガーがない

日本で靴下や下着などを干す洗濯バサミのついた物干しハンガー。

当然アメリカにもあるだろうと思うんですが、実は売っていないんですよ〜!

私は主人が学生時代にアメリカのダイソーで購入したという物干しハンガーがあり、今それを重宝しています。

もしお住いのアメリカでダイソーが近くにあれば覗いてみてもいいかも。

ちなみに、コストコで下の写真のような物干し台は見たことがあります。

[amazonjs asin=”B00H7P1GPO” locale=”US” title=”AmazonBasics Foldable Drying Rack – White”]

でも残念ながら1度きり。アメリカの家庭には乾燥機があるので需要は少ないのでしょうか・・?

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2. 洗濯機選びのコツ

それでは次にアメリカでの洗濯機選びのコツです!私自身の体験からチェックリストを作ってみました。

チェックポイント① 予算

さて、一番大事なのはやっぱり予算。

洗濯機もピンからキリまでありますが、決して安い買い物じゃありません。安物買いの銭失い的買い物もしたくないし、だからといって新品の洗濯機も高額だったりします。

新品のものは平均500〜1000ドル(5〜10万円)以上!日本より高め??コストコやHome DEPO、Sears, Amazonなどでも購入できます。

私の個人的なおすすめはアウトレット。

アメリカには白物家電のアウトレットがあるので、近所のお店を調べて覗いてみるのと掘り出しものが見つかるかも!

私たちも新品も見て回りましたが、アウトレットで乾燥機を購入しましたよ♪運搬で外面にへこんでしまった新品の乾燥機ですが定価の半分以下でした。

もしアウトレットや中古屋さんで購入されるなら、以下確認されることをおすすめします。

<アウトレットや中古屋さんで洗濯機を購入する際>
購入前にチェックしましょう!
・お店のスタッフさんの対応
・保証期間
・運送費
キャンセルポリシー
など

チェックポイント② 洗濯物の容量

週にどのくらいの洗濯をするかは、洗濯機を購入するのにとても大事です。

一人暮らしで少量しか洗わないのに大きな洗濯機を買っても水の無駄遣いになるし、家族が多いのに小さい洗濯機だと何度も洗濯をしなければならないので大変です。

ご自身のライフスタイル(量、頻度など)に合わせてご検討ください。

個人的には、私は布団が洗いたいのと、週末に1度にまとめ洗いするのが好きなほうで、大きめの洗濯機を購入しています。ただ洗濯機の容量が大きいほど値段も高くなるので、お財布と相談ですね。^^

チェックポイント③ 洗濯機のタイプ

洗濯機のタイプとは種類のことです。

洗濯機の種類は大きく3つあります。

1つ目は、縦型の洗濯機、2つ目は横型のドラム式、3つ目は斜め型のドラム式

ここではそれぞれのメリット、デメリットをまとめてみました。

(縦型)洗濯機

Speed Queen TR3000WN 26 Inch Top Load Washer with 3.2 cu. ft. Capacity, Stainless Steel Wash Tub, in White
イメージ

日本に多い従来型の洗濯機。洗浄力が高く、しっかり洗えます。

メリット:ドラム式より価格が安い、衣類をこすり合わせて洗うので洗浄力が高い

デメリット:使う水量が多い、時間がかかる、衣類の傷み、からみがドラム式よりある

(横型)ドラム式

Kenmore 41302 4.5 cu ft. Front Load Washer with Steam and Accela Wash in White, includes delivery and hookup (Available in Select Cities Only)
イメージ

衣類を持ち上げて下に落とす「たたき洗い」ができます。

メリット:縦型より使う水量が大幅に少ない、衣類が傷みにくい、皮脂汚れに強い、時短ができる

デメリット:縦型に比べると洗浄力がやや劣る、水量が少ないので色移りがしやすい、サイズや重量が大きい(置き場所のスペースが必要)

(斜め型)ドラム式

Kenmore Elite 41003 4.5 cu. ft. Front Load Combination Washer/Dryer in Silver, includes delivery and hookup,Metallic Silver (Available in select cities only)
イメージ

最近人気があるタイプ。デザインがスタイリッシュ。取り出しやすい

メリット:縦型より使う水量が大幅に少ない、、衣類が傷みにくい、水量が少ないため、洗剤の濃度が濃く皮脂汚れに強い、時短、デザインがスタイリッシュ

デメリット:縦型に比べると洗浄力がやや劣る、水量が少ないので色移りがしやすい、サイズや重量が大きい(置き場所のスペースが必要)

また英語で

縦型洗濯機は「Top load Washers」

ドラム式は「Front load Washers」

といいます。

私たち夫は節水のためドラム式がほしかったのですが、家の置き場所のスペースが狭くて、泣く泣く縦型洗濯機を購入しました。残念!

チェックポイント④ 設置場所のスペース

ドラム式の場合は、縦型よりもスペースをとります。

洗濯機本体のみでなく、背面の排水ホースなどのスペースも考慮が必要です。

またドラム式の場合洗剤を投入口にも注意です。通常、洗剤を入れるところが別にあります。排水ホースや洗剤の投入口が開閉できる余裕スペースがあるか確認しましょう。

購入前に縦×横(幅)×高さをチェックしておくのがおすすめです。

チェックポイント⑤ 投入口のふた

洗濯物を入れる投入口のふたは意外にネック。

十分にふたが開けられるスペースがあるかどうかというのも意外に大事です。

またドラム式の場合は右開きか、左開きがありますよね!

日本だとどうかわかりませんが、アメリカでは自分でネジをはずしてふたの開く方向を変更できます。心配無用です!

以上、チェックポイント①〜⑤についてでした。

お役に立てば幸いです。

3. アメリカで人気の洗濯機のメーカーやブランド

最後はメーカーやブランドについてです。

日本だと、パナソニック、日立、東芝などが日本のメーカーが有名です。

でもアメリカだと「どのメーカーがいいのかよく分からない!」という日本人の方は多いはず!(私もそうでした。)

簡単にですがアメリカで人気なのは・・・

<韓国メーカー> 

LG(エルジー)、Samsung(サムソン)

     

日本でもおなじみですね。コストコでよく見かけますが、少し高め。

<アメリカのメーカー>

Whirlpool (ワールプール)

大型家電(白物家電)を主に製造販売している大手企業。大型洗濯機も製造しているので、コインランドリーで見かけることが多いはず。

Maytag(メイタグ)

アメリカのブランド。現在はワールプールのブランドのひとつになってます。

GE(ゼネラル・エレクトロリック)

発明家エジソンが創業の老舗企業!航空機、鉄道なども有名。

Kenmore(ケンモア)アメリカ

Sears(シアーズ)が株を保有する家電ブランド。製造先はWhirlpool,Electrolux,Panasonic,LGなど多岐にわたる。

<その他>

Electrolux(エレクトロラックス)

スウェーデンに本社をおくWhirlpoolに次ぐ、世界2位のシェアをもつ白物家電メーカー。

ご参考くださいね♪

4. まとめ

いかがでしたか?

今回は自分が大変だった経験から洗濯機について詳しく買いてみました。次回は洗剤や英語についても取り上げたいと思います!お楽しみに!

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