アメリカで住む場所は決まりましたか?
私たちは2017年アメリカのコロラド州で一戸建てを購入しました。
アメリカの物件の種類や購入までの流れは日本とはかなり違うので驚くこともたくさん!
今回はアメリカの住宅の種類や家を探す時のポイントについて紹介します。
目次
1.アメリカの家の種類
まずは主な物件の種類です。アメリカと日本では家の種類も違います。
どんな住宅があるか見ていきましょう。
1.1 一軒家/一戸建て
アメリカの一戸建てには
・シングル・ファミリーホーム(Single Family Home)
・マルチ・ファミリーホーム(Multi Family Home)
があります。
「シングル」と「マルチ」というのは世帯数の違いのこと。
「シングルファミリー」タイプというのは一世帯が住むのに適した家のサイズのこと。こちらの物件の方が一般的な戸建というにはイメージがつきやすいですね。
「マルチ」タイプは二世帯以上が住む家のことです。物件はシングルに比べて多くはありません。家は隣接していますが玄関も部屋も別にあるので、家は隣接していますが、お互いプライベートが守れるようになっています。
1.2 コンドミニアム/コンド(Condominium)
日本で「コンド」というと、都会を離れて休養する「別荘」のイメージがありませんか?
アメリカでは住宅の一つです。
コンドは日本の分譲マンションです。コンドは管理費がかかることが多いです。
外観はアパートと似ているので、最初は区別がつきませんでした!!
1.3 タウンハウス(Townhouse)
タウンハウスは日本にはない住宅のタイプです。
1階が玄関や駐車場。部屋は2~3階にあがるとあります。(家が縦に長いイメージ?)
家は戸建のように独立しているのではなく、物件と物件が隣合わせになっています。
一戸建てよりは値段は安め。アパートよりも部屋数は多く、小さな庭や自分たちの駐車場(ガラージ)が付いているので、自由度が高くなっています。
お子さんのいる家族に人気があります。
1.4 アパート(Apartment)
アパートは日本にもあるのでイメージはつきやすいかもしれません。
アメリカは短期契約(6か月~)で賃貸できるところがほとんど。
部屋数は多くないのですが、独身者や子どもがいないカップルなどに人気があります。
アパートとコンドミニアムの違い
外観がよく似ていますが、大きく違うのは「オーナー(所有者)」です。
「アパート」は建物自体を一人のオーナーが所有して複数の人に賃貸していますが、「コンド」は分譲なので、建物のそれぞれの部屋は異なるオーナーが所有しています。
アパートもタウンハウス同様、管理費がかかるところが多いです。
家にかかるコストは高い順から一戸建て>タウンハウス>コンドミニアム>アパートになります。ただ家を購入した場合は月の支払いが賃貸より安く済むことも。
2.家の探し方
アメリカで家を購入(賃貸)しようと思ったら、どうやって探すか、ですね。
ここではおすすめのサイトなどを紹介します。
購入する場合
やっぱり便利なのはインターネットです。
私たちがよく見ていたのはこのアメリカ版物件検索サイト2つ。
①「Zillow(ジロー)」
アプリもあるので、携帯にダウンロードして時間があるときよくチェックしていました。良かったのはエリアの物件の相場が確認できたり、住宅の価格や種類など検索を絞れること。またサイトに登録すると探している条件に合う家がメールで届いたり、「お気に入り」にチェックができあとで一覧をまとめて見られるので便利です。
ただしインターネットの場合、最新の情報ではなかったり、サイトにない物件も実際にあるので、実際に気になるエリアに足を運んでみたり、不動産さんにお問い合わせするのがいいでしょう。
賃貸の場合
アメリカで賃貸をしたことはないのですが、
というサイトが有名です。
アパートを賃貸している友だちの話を聞くと、インターネットで探して問い合わせするか、実際に気になるエリアに行ってみて(管理人室に)直接空室がないか聞いてみる、ということが多かったです。
3.家を探す時期(シーズン)
日本で家を探す時期のピークは1~3月。進学や就職で新生活する4月に向けて忙しくなりますよね。日本同様、アメリカは9月がスタートになりますので、6~8月(夏休み)に特に動きが活発になります。(家を買うなら5、9月がおすすめとも聞きました。)
人気のエリアでいい物件だとすぐに契約が決まってしまいます。
4. 家を契約〜入居までにかかる時間
家を契約してから入居までの時間をみてみましょう!
購入の場合
一般的に契約してから入居できるまで早くて1か月。通常は1~3か月かかります。家が決まってもすぐ入居できないので入居するタイミングに余裕をもって家を購入しましょう。冬はやはり寒いので物件も少なく、探す人も少ないです。暖かくあると、物件も増えてきます。夏は物件が多い分、探している人も多いので、気に入った家があってもすぐにSOLD OUTすることも。早い時期から少しずつ物件をチェックしはじめましょう。
賃貸の場合
物件の種類によりますが、審査もあるためアパートの場合は空室であれば3日~1か月。コンドミニアムやタウンハウスも管理会社の認可も取る必要があるので、2週間~1か月ほどです。賃貸の場合も余裕をもって購入するのがいいでしょう。
5.まとめ
いかがでしたか?
なかなか気に入った家が見つからないとき、落ち込むこともあると思います。早く決めてしまいたい気持ちもよくわかります。でも毎日生活を送る場所ですから、焦らず後悔しない家選びをしてくださいね!「自分たちの家」は家のほうからやってきます!